1998/12/26 秦関 (2/8)

 午前2:13頃、火車に乗り込む。やはり席は空いてなく、居心地の悪い場所に座る。 たばこを吸う輩が二人ほど窓際に座っていやがる。何かむかつく! 何事か俺に話し掛けてきたが、手を横に振り、拒否を示して無視を決め込む。 腕時計で時間を確認したとき、何やら話し掛けてきた。時間を知りたいのか? と思い時計を時間の見えるように見せてやった。 しかし、そうではなくその時計を欲しがっているみたいだった。 「30元でどうだ?」みたいなことを言っていたと思うが、定かではない。 俺は、首を横に振り無視をした。早く目的地に着いてもらいたいものだ。 目的地に着けば素晴らしい光景が広がっているはずであり、それを眺める事 によって、少し荒んだ俺の気持ちを和らげ、素の平静で穏やかな気持ちにな り、寛大で世の中を包み込む一時を過ごせるはずだと思うのであった。
 とりあえず今のところ、腹の調子は良いみたいなので多少予定は狂っているが、順調に旅は進んでいる。後は安息の一時を望むのみである。
 5:30過ぎ、無事、火車での目的地である三門峡西駅に着いた。 丁度早朝なので非常に寒かった。 だがそんなことは言ってられない。いよいよ函谷関に向かうのだ。

まず函谷関の近くへ行くバスに乗り込んだ。 火車の中でほとんど寝ていなかったので、バスの中でしばらく一眠りする。 三門峡にバスが着いたので、次は函谷関行きのバスで一路、函谷関へ向かう。 凍え死にそうなのでセーターを一枚上に着て 函谷関に着くまで一眠りすることにする。 中国の車は窓が風で勝手に空いたり、隙間から風が入り込んでくるので寒かった。  

無事函谷関についたので朝食を取ることにする。食べ物は羊肉湯である。 辛かった。非常に辛かった。こんなに辛ければおそらく殺菌もできていることだろう。 しかし、辛すぎて汁までは飲めなかった。具だけを食して羊肉湯の辛さに完敗する。
 さていよいよ函谷関を見物するわけであるが、その前にここにある老子(李耳) のテーマパークを見物する。

老子パーク全体図
老子パーク全体図

老子パークの風景
老子パークの風景

ここは老子の生い立ちを蝋人形で造った館や壁に老子のイベントの説明を描いた物があったり、 「鶏鳴狗盗」で有名な孟嘗君に関する廟みたいなものあった。

老子、孔子と出会う
老子、孔子と出会う

老子、道を説く
老子、道を説く

その廟はすこし階段を上った所にあり、上り終えると石碑が建っている。 その石碑の上を見上げると「鶏鳴狗盗」のエピソードを描いた絵があった。


 ここでは孟嘗君の手の中にお金を見事に入れることが出来ると外の鶏の像が鳴くというしくみの遊びがあった。

孟嘗君の像 鶏の像
孟嘗君の像
鶏の像


我々は馬鹿らしくてやらなかったが、誰かがやったらしく、ときどき異様な鶏の鳴き声が響いた。 老子の間では100元以上寄付をすれば名前を残すことが出来るといった事もあったが、我々はやらなっかった。貴方が行ったときにやるといいだろう。 たぶん、貴方の名前が函谷関に残ることだろう…。 ちなみに関羽もここにいた。ここの関羽はひっそりと存在するのであった。

 さあ、いよいよ函谷関へ攻め込むときが来た。 我々は意気揚々と函谷関へ向かった。そこにはなかなか立派な関が建っていた。

この函谷関は虎牢関よりもさらに守りやすく攻め難し、まさに天然の要害である。 チケットを買って中に入ると何故か函谷関の前には老子と牛の像がある。

老子と牛の像函谷関の石碑
老子と牛の像
函谷関の石碑


我々は函谷関の上に登ることにした。函谷関の上から見た景色はなかなか絶景であった。

さらに奥に進むともう一つ関があり、その奥には細長い間道が続いていた。

秦函谷関の間道
秦函谷関の間道

関自体は修復されていて昔の面影はあんまり無いが風景はほとんど人の手が入っていないと思われ、昔の雰囲気を味わえる。

函谷関の風景3
函谷関の風景3

ようやく、函谷関を攻略し、目指すは都、洛陽である。その前に食事である。 ちょっとましな店に行こうとして、とある店に入ったがそこは怪しい雰囲気を持った店であった。 客もあんまりいないし、俺の感が危険だ!と察知した。我々は個室に案内され、そこで食事を食すことになる。 食事は食えないわけではないが、やはり怪しく、そそくさとその店を後にする。
 洛陽を目指すためタクシーでバスターミナルへ向かう。 タクシーを降りるといきなり三門峡に行くバスの添乗員が駆け寄ってきて我々をバスの中へと誘導していった。 どうやら、もう奴等は我々の行き先をもう知っていたらしい。恐ろしい。中国人の金を儲ける嗅覚は…。

夕日
夕日  

 道中、疲れていたので何度かうとうとと眠り、夕日も美しかったので写真に納めつつ洛陽に到着する。 今日はHuchuanが留学中に世話になっていた洛陽工学院の寮に厄介になる。 夕食はそこの日本人留学生の小姐にごちそうになった。 今までで一番まともでうまい料理だったような気がする。 明日はもう一つの函谷関(漢関)へと攻め込み、土産物も見に行く予定である。 しかし、如何せんまだ円を元に換金していなく、 明日は日曜なのでHuchuanの知り合いにお金を借りて事を運ぼうと画策する。 昨日・今日とイベント、移動などで疲れ果てた日々であったが、明日は比較的平穏な日を送れそうである。 イベントなどが起こらなければ…。 今日は長旅の後やっと落ち着いて一休みできるのだ。おやすみ!



三門峡西駅に着く
三門峡西駅に着く

函谷関の朝
函谷関の朝

羊肉湯

老子パーク入り口
老子パーク入り口

孟嘗君廟入り口
孟嘗君廟入り口

鶏鳴堂
鶏鳴堂

鶏鳴堂の上
鶏鳴堂の上

函谷関入り口
函谷関入り口

秦函谷関
秦函谷関

函谷関の風景1
函谷関の風景1

函谷関の風景2
函谷関の風景2

秦函谷関内側
秦函谷関内側

函谷関の風景4
函谷関の風景4

ひっそりと存在する関羽
ひっそりと存在する関羽


こ、これは...
こ、これは...

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