1998/12/31 崩御 (7/8)

 朝食を食しに外に出ていくと、昨日の小姐がやってきて 「ツアーに行くか?行かないか?」と聞いてきた。我々が「行かない!」 と断ると不機嫌な顔をしていた。Beepは「Yeh,Breakfast!」と 訳の分からない会話をしていた。気分を取りなそうとしたが無駄であったらしい。 小姐はそそくさと去っていった。 朝食はおかゆを食した。全く味が無い。 今日は秦の始皇帝政の墓、兵馬庸などを見物する予定。駅にあるバスターミナルへと向かうと、ツアーの勧誘の人々がたくさん集まってきて何やら話し掛けてくる。もちろん中国語なので俺は何を言って いるのかわからないので首を振りつつ笑顔で無視を続けた。 向こうはそんなことはお構い無しに一向に喋りつづけている。ひょっとして俺が言葉を理解していると思っているのか?それとも中国人と間違えている のか?断る言葉をHuchuanに聞き「不要!」と言う言葉を交えて首を振ると勧誘は 言葉の分かるHuchuanに集まり、仕切りに交渉を進める。 Beepは「ティンプトン」(訳わからん)と言うと笑われていた。
 その中で一つ我々の目的地に向かうツアーのバスがあったので、 それに乗り込もうとしたが、そこに行くだけなら駄目だ! と断ってきたのであきらめ、兵馬庸に向かう定期バスを探してそれに乗り込んだ。
 このバスは日本製のバスの中古であったので隙間が無く、風も入ってこなかった。 確か京都のバスであっと思う。型は古かったが、今まで乗ったバスの中で一番快適であったかもしれない。ちなみに「ピンポン」を押してみたが、残念ながら音は出ず、「つぎ降ります」ランプも点灯しなかった。

−移動中−

 無事、兵馬庸に辿り着き、さっそく兵馬庸を見学することにする。 ここでは65元と今までの入場料で最高の額を支払うことになった。 値段は高いが、見る価値はそれほどあるということだろう。 そして、ここの入場券は何と磁気カードであった。そのカードを通して関門を通るのだが、そこには人が立っており、その人物にカードを渡してカードを機械に通してもらい、関を回転させ通してもらうという仕組みであった。 本当は自動で出来るはずなんだが…。しかも別の建物にはいるときカードにパンチで穴を空けていた。ますます磁気カードにする必要がないと思うのだが。
 それはさておき、兵馬庸を保護している建物に入るとそこは撮影禁止であった。 しかし、100元を払えば記念撮影を取ってくれる場所があり、そこで何度も写真を取っていた。何と卑怯な商売をしてやがるのだ! しかし、隠し撮りをしている人々が何人か存在した。あんまり撮影禁止は意味が無い感じであった。


−見物中−

 午前中をかけて兵馬庸を見学し、関の中の土産物屋を見物してみた。 土産物屋の中には兵馬庸を発見したという老人がサインをして写真を撮られていた。 日本人観光客が多く、土産物屋にとってはカモがネギを背負ってといった状態だろう。
 他には等身大の兵馬庸のレプリカも売られていた。買った人物はいるのだろうか。 関の中の土産物は信じられないくらいに高額なので、我々は外に出て土産物を物色することにした。

例:菊のお茶:
 兵馬俑内 50元 → スーパー 3元(もちろん全く同じモノ)

 外に出ると怒涛のように物売りの人々が我々の周りに集まって来て物を売りつけ ようと値段を片言の日本語でしゃべりながら品物を見せて来た。
 我々はそれを払いのけ、近くの店に土産物を見に行った。そこでも押し売りまがい のことは行われたのだが、我々は欲しいものだけを値切って買ったのであった。

例:兵馬俑ミニチュア:
 兵馬俑内 100元以上 → 外の土産物屋で値切って 10元
しかし、移動中のタクシーで、小姐が
「そのセット幾らで買った?」と問われたので、
我々は「10元だ」というと、
半笑いで「へっ、それは3元で買えるぞ」
と言って我々を落胆させた。
箱無しなら2元で買えるらしい。
ということは3元のモノが100元以上で売られているということか!
恐るべし始皇帝。
 続いて行ったのが秦の始皇帝の眠る秦陵墓である。墓の頂上まで登る途中、やはり物売りが寄ってきて物を売りつけようとしつこくつけ回す。

我々はそれを無視しつづけ辺りを一望したのであった。この秦陵墓にはミニチュア の始皇帝の墓セットがありそこを一通り探検して、我々は宿へ帰ることにしたのだが、ここでイベントが発生した。
 秦陵墓からちょうど西安行きのバスが止まっていたので我々はそれに乗り込んだ。 だが乗り込んだバスの乗組員がちょっと柄が悪く、客と争いを起こしたのであった。 それは何故かと言うと、途中で客を乗せるために、バス停に止まり、乗組員が客を探しに駆け巡って行くのであるが、 その時二人の客が「俺達は降りる」と降りだした。すると、バスの運転手が怒り出 し、バスの中で言い争いになり、客をバスから蹴飛ばし、その後、二回ほど蹴りを入れたのであった。その後、乗組員の小姐から説明があり、どうやら奴等は金を払わずに降りていこうとしたらしい。しかし我々は、バスでのいざこざには慣れているのであった。(第一章〜決闘〜参照)

−移動中−

 無事に西安に辿り着いた我々は、西安城の城壁に登ることにした。 さっそくチケットを買って登ろうとしたが、夜のほうが奇麗のかどうかと聞いた所、 夏なら夜のほうが賑やかでいいらしいが、今は太陽の出ているうちがいいぞ!と言って一人8元のところを5元に負けてくれた。城に登ると人影も全然無く、寒いだけであったが、とりあえず、我々は正門の辺りまで行くことにした。

西安城3
西安城3

−移動中−

 我々はやっとのことで門のところに辿り着いた。しかし、門の所には何やら建物が 建っているのだが、そこに行く道が閉ざされていたのであった。 仕方なく我々はその場を後にして食事に帰るのであった。
 今回はちょっと奮発して食事をすることになった。ここはどうやら、評判が良いらしく客は満員であった。我々は他の並んでる客をみならい、食事の終わりそ うな客のテーブルの前でにらみを利かせて待ったのであった。

−待ち−

 何分か待つと近くのカップルの食事が終わり、そのカップルが我々を呼んで「終わったのでここに座るといい」と言って席を譲ってくれた。いい客ではないか! それとも、我々の徳のたまものか?
 我々はメインに北京ダックを頼み、その他にいくつか頼んで食事をした。 評判がいいだけになかなかの味であった。そして、何よりも比較的安全な雰囲気のする場所であった。
 食後、近くの唐城百貨大厦に立ち寄った。 もうそろそろ終わりらしく、一階の部分しか
見れなかった。ここは終了5分前にいきなり非常ベルみたいな音が鳴り出し、客の帰りを促したのであった。多分、日本で あんな音がなったら、強盗か?と疑うものであった。
 こうして、今年の旅は終わり、明日はいよいよ中国で新年を迎えるのだ。 中国では旧暦のほうが盛大なのでできればそのときに来てみたいと思う。
出発
出発

兵馬庸看板
兵馬庸看板

兵馬庸全景
兵馬庸全景

兵馬庸発掘中
兵馬庸発掘中

秦陵墓1
秦陵墓1

秦陵墓2
秦陵墓2

秦陵墓3
秦陵墓3

秦陵墓4
秦陵墓4

西安城1
西安城1

北京ダッグ
北京ダッグ

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